ジョナス・メカスによる365日映画、12月13日、247日目。
Day 247: Jonas Mekas
Thursday, December 13th, 2007
14:24 min
Louis Malle
guides us through
Lumiere films ---
冒頭に
Louis Malle May 1990
at a dinner for
Anthology Film Archives
と字幕が入る。1990年5月アンソロジーにおける晩餐での企画のようだ。
列車が駅に入ってくる「最初の映画」として有名な『列車の到着』の一シーンから始まる、リュミエール兄弟の映画の特徴的なシーンを編集した映像を次々と上映しながら、フランス語訛りの英語で簡単にコメントするルイ・マル(Louis Malle, 1932-1995)。メカスはスクリーンに映る無声白黒映像だけを撮る。晩餐に集う客たちの姿は映らないが、関係なさそうなおしゃべりの声や笑い声が間断なく聞こえる。そしていかにも笑えるシーンでの笑い声が時々湧きあがる。
リュミエール兄弟と言えば、2月27日に、かつてメカスが『列車の到着』が撮影されたプロバンスのラ・シオタを訪ねたときの非常に印象的な映像を見たのだった。
5月28日に紹介したInstitut Lumiere(リュミエール協会)の公式サイトでは、リュミエール兄弟によって1895年12月28日にル・グラン・カフェ地階のインディアン・サロンで行われた映画の生誕を祝う「Happy birthday to the "Cinematographe"」という公演で公開された10本のフィルムを見ることができる。