昨日帰宅途中に立ち寄ったCOOPの、まだやっていたVHSビデオの百円圴一のコーナーで、また五本背取りした。松本清張ビデオシリーズの野村芳太郎監督『疑惑』(1957年)と貞永方久監督『球形の荒野』(1950年)、クリント・イーストウッド監督の『バード』(1988年)、フランソワ・トリュフォー作品集Vol.4『柔らかい肌(1964年)/二十歳の恋(1965年)』、パーヴェル・ルンギン監督『ロシアン・ゴッドファーザー』(1996年)。
今日はTSUTAYAをのぞいて、映画の新作、準新作から比較的最近の日本映画を見て周り、一本だけひっかかった。遅ればせながら、若松孝二監督『17歳の風景』(2005年)。クレジットを見たら、針生一郎が出演しているではないか。借りた。大浦信行監督『9.11–8.15 日本心中』(2005年→ 予告編)に出演した針生一郎は非常に印象的だった。たしか若松孝二は『日本心中』を「怒りがあふれた映画だ」と評していた。おそらく、実生活で針生一郎、大浦信行、若松孝二は互いに知り合いで、一定の日本観を共有しているのだろうが、映画となれば、話はあくまで映画の話になる。映画の世界で『9.11–8.15 日本心中』と『17歳の風景』はどんな関係を取り結んでいると言えるのか。観るのが楽しみである。
『9.11–8.15 日本心中』を観て、監督の大浦信行さんにもお会いしたときに書いた生意気なエントリーはこちら。