アメ車その3


アメリカにいるときに、毎日目がとまり、ちょっと運転してみたいなあと思った手入れのよく行き届いた二台。上はアパートの敷地内で、下は大学構内で撮影した。写真では伝わりにくいだろうが、思わず手を触れたくなるほど、いいなあと感じた。何に惹かれたのだろう。最近の車のデザインにはほとんど見られなくなった人間臭い表情だろうか。年代的には古いのだろうが、デザインとしては決して古びていないと感じた。見ているだけでも快感を覚えた。ともに車名もメーカーも未詳。上は明らかにアメ車だが、下はイタリア車だろうか。男にとって車は女である。そんなもっともらしい話題で盛り上がる場もあるが、個人的には車に依存しない生活が理想であり、そうなるともう枯れたと言われるんだろうな。まあ、どうでもいいことだが、いつまでたっても見飽きない魅力というのは、やはり、「車である」という暗黙の前提をどこかで突き抜けた過剰なビジョンがそのデザインに具現されているからではないだろうかとド素人ながら思った。

追記:

下の写真の白い車について、辻さん(id:Ronron)と早川さん(id:hayakar)がイギリスのスポーツカーブランドであるMGのMGBであると知らせて下さった。ありがとうございます。60年代のモデルのようですネ。

参照: