夜の散歩


朝、散歩に出られなかったので、夜の散歩に出た。道という道はますます幅が狭くなり、両脇に寄せられた雪は2メートル近い壁になっていた。静かな夜だった。冷え込んで引き締まった雪を踏みしめる靴音が、キュッ、キュッと響く。どんなに大雪に見舞われても、主要な道にはすぐに除雪車が入り、市内の交通が大きくマヒすることはない。町内の裏道も半日もしないうちに人はもちろん車もなんとか通れるようになる。大したもんだと思う。