センチメンタル・メモリー

風太郎が死んで今日でちょうど丸一年たつ。ひとつの区切りをつけようと思っている。遠い昔のことのようだが、思い出そうとすればつい昨日のことのように様々なシーンが蘇る。心の底に沈殿した感情もふわりと浮かび上がる。感情の記憶はどこにどうやってしまわれているのかとふと思う。あれからも歩き続けて一年。何も変わらないと言えば変わらない。遅い春が来て短い夏と秋が過ぎ、また長い冬になって、私は毎朝雪の道を歩いている。





アイスキャンドル



サフラン公園の雪だるま2号



ボルボ