映画『獣人雪男』の着ぐるみ


わけあって、可愛い雪男の着ぐるみを探していたら、昭和30年(1955)に公開された本多猪四郎監督の映画『獣人雪男』に行き当たった。撮影で使われた雪男の着ぐるみが、俳優兼特殊技術専門の造形家である大橋史典(上の写真で着ぐるみから顔だけ出している人物)による苦心作であったことが検索にかかったのだった。しかし、私の探しているイメージの着ぐるみからはかけ離れていた。ところで、この映画のことは全く知らなかった。それもそのはずで、『獣人雪男』は、『ゴジラ』(1954年)『透明人間』(1954年)『ゴジラの逆襲』(1955年)に続く、戦後のいわゆる東宝特撮映画の第四弾であったが、差別表現が含まれることを理由に、再上映もテレビ放映もソフト化もされてこなかったという。いわば封印された映画だったのだ。封印の理由にも触れたいくつかの記事が目にとまった。


下のリンク先でダイジェスト版を見ることができた。意外にも思わず引き込まれた。



 イエティのイラスト(想像図)

しかし、私が求めているのは、やっぱりこんなイメージの着ぐるみである。