New Year’s Day reading at St. Mark’s from Jonas Mekas' Diary, January 3, 2011
1966年に創設され、今年で37年目を迎えた The Poetry Project 主催の元日恒例二分間詩マラソン朗読会に参加したジョナス・メカスは、映像作家のマルタ・コルバーンがパリのカフェバーでミュージシャンのジョン・スミスに聞かせたという「詩」らしき言葉をゆっくりと一語一語を味わうように読み上げるが、あまりに短かすぎて、「私の二分間はまだ残っているから、繰り返す」と言って、聴衆を一気に沸かせるも、当人はいたってクールに聴衆の笑い声を受け止めてから、きっちり繰り返して、さっさと退場した。防寒用だろうか、珍しく毛糸の帽子をかぶっているところがチャーミングだ。
この町ではいったい何が起こっているの
自分は何をしているの
自分は何者なの
それを知らなくちゃいけない理由は簡単
とても簡単
名もない人(nobody)でいるのが好き
ボルチモアの5ブロックのなかで
…
そうマルタ・コルバーン(Martha Colburn, born in 1972)はジョン・スミス(John Smith, born in 1983)に言った。パリのバー、ル・ヴィシー(Le Vichy)でアルマニャック (Armagnac) を飲む彼に。
参照
John Smith Official Site / John Smith Official Japanese Site