カレンダー


デイヴィッド・ホックニー(David Hockney, born 1937)をはじめニューヨークにちなむ画家の絵が使われた大日本印刷のカレンダー、300円。



アンリ・ルソー(Henri Julien Félix Rousseau, 1844–1910)の絵が使われた日本製紙木材のカレンダー、300円。



サントリー美術館の「水」を主題にした絵柄の収蔵品の写真(上は「千鳥蒔絵鏡箱」室町時代、15世紀)が使われたサントリーのカレンダー、200円。


昨日近所の生協に立ち寄ったら、年始恒例のユニセフ・カレンダー募金をやっていたので、ちょっと物色して、上の三つのカレンダーを買った。ユニセフ・カレンダー募金は年末に家庭や企業から提供されたカレンダー、スケジュール帳、ダイアリーなどが年始に廉価で販売され、その売り上げがユニセフに寄付されるという仕組みである。この募金活動には札幌静修高校の生徒たちがボランティアとして関わっていると聞く。


もともといわゆるカレンダーはあまり好きではない。暦は暦だけでシンプルなものの方が見やすいし使いやすい。写真や絵はそれだけで味わいたい。両者を合体させる必要はない。そう思う。しかし、目にとまると、使われている絵や写真、そしてそのページネーション全体が気になる。数字の書体やレイアウトが気になる。紙質と印刷が気になる。カレンダーとしては必ずしも必要ないし、絵そのもの、写真そのものを味わうには中途半端だけれど、どこか気に入ると放っておけずに、買ってしまう。基本的にできるだけシンプルなデザインで紙質がよく印刷状態のいいものを選んでいる。紙質と印刷状態に関しては、さすがに大日本印刷のカレンダーは抜群である。