現状認識のために3:長期戦を覚悟する

現状認識はひとつの峠を越えた。長期戦を覚悟する。福島第一原発事故に関しても放射能汚染に対する長期戦に備える段階を迎えたようだ。それに関しては、武田邦彦氏の「原発 緊急情報」が非常に参考になった。原発に関する技術的な話としては、元東芝原発設計者である後藤政志氏による院内集会での講演が参考になった。そして、昨日行われた菅谷昭・松本市長の定例記者会見の模様を撮影したビデオが今日になって配信され、傾聴した。こういう人が首相か官房長官ならよかったのにとちょっと思った。


菅谷昭・松本市長の定例記者会見(2011年3月22日)


松本市長である菅谷昭(すげのやあきら)氏は医師でもある。かつてチェルノブイリ原発事故で放射能汚染に晒されたベラルーシに渡り、5年半にわたって、急増していた子供たちの甲状腺癌の治療に当たった経験を持つ。100人を越える子供たちの手術を行い、当地の若手医師を育てた。


参照

菅谷昭〜プロジェクトX