月夜に

この夏一番暑かった昨日、京都と東京からやってきた若い友人たちと久しぶりに熱い一夜を過ごした。京都組は西垣、田中、豊田の三氏。東京組は今回は平岡が単身でやってきた。居酒屋で言葉を交わし、すすきののネオンを反映する鴨々川に沿って歩き(「これは京都の鴨川のパクりさ」)、バルの前で歓楽街を見下ろす青い月を見上げ、スナックで血と涙が滲む歌声を交わした。言葉や歌に託された限りない思いが激しく交差して瞼の裏、心の裏に火花を散らした。言葉と歌は陰翳を深めていった。儚い火花の像をとどめるために目を瞑った。愚かな壁と闘う勇気、語りかける勇気、歌う勇気、裸の勇気を彼らは身を以て示していた。



路面電車









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居酒屋で




鴨々川




バルの前で













スナックで