美々川






松美々橋から上流、下流を望む。鶯が鳴いていた。

美々 びび

 千歳市内の地名、川名。千歳飛行場の台地から苫小牧側に下りた湿原の処が美々である。美々川はその低湿な葭原を曲流してウトナイ沼に注いでいる。永田地名解は「ペッ・ペッ。川・川。支流多く且屈曲するにより名く」と書いた。あるいは、ペ・ペ(水・水)などであったかもしれない。
 現在国道36号線はこの川の西岸を通っているが、幕末のころの通路は川の東岸であったようである。


  山田秀三『北海道の地名』(北海道新聞社、1984年)380頁


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