2009-04-12から1日間の記事一覧

ボケ、キタコブシ、そして、めんこいねえのおばあさん

ユーモラスな形のボケ(木瓜, Flowering Quince, Chaenomeles speciosa)の新芽。 キタコブシ(北辛夷, Magnolia kobus var. borealis)。仲間のハクモクレンよりも可憐で繊細な印象の花をつける。今朝、念願の「めんこいねえのおばあさん」(「最近気がかり…

枯死芸:悼むアート

途切れながらもまだ続けている他愛の無い私なりの自然芸術活動がある。家族からは気持ち悪いから止めてと言われ続けて、もう二年あまり。何のことはない。散歩で拾い集めた枯れた草木のパーツ(枝、蔓、落ち葉、樹皮、果実、果皮など)から一種の祭壇めいた…

書物の翳を愛でる同志として…

東京外国語大学出版会 書物に対していい加減な態度を取り続けてきた私のような人間にはもったいない粋なメッセージとともに一冊の本が届いた。 書物の翳を愛でる同志として… R 俺、書物の翳、愛でてたかな? そう言われると、そういう気がしないでもないが…

現代のアモシュトリ

今福龍太著『身体としての書物』にいろいろとインスパイアーされながら、結局のところ、と思い至ったのは、書物とは人生を最も深いところで導く「暦」のようなものではないかということだった。書物の消息を追うなかで、今福さんにとってもっとも重要な霊感…