朝日

虫干し

paris coffee revolution

paris coffee revolution 参照 jeff hargrove photography

本棚

机上

ムササビ

わが六道の闇夜 (1973年) 昨日、ハノーバー在住のodyssee314さん(http://sternenlied.blogspot.de)が北海道に生息する「すっごくかわいいエゾモモンガ」見たことある?って聞いてくれたんだけど、残念ながら、まだ見たことはないのだった。せっかく札幌に…

机上

DIARY: 母と庭の肖像、ENCYCLOPEDIA OF FLOWERS II 植物図鑑

ラファエッロの模写

ラファエッロ「初期の自画像」(未詳)、Raphaël de Henri Focillon

レオナルドの模写

Leonardo's Notebooks

ミケランジェロの模写

Michelangelo

夢の細道

Scottish Journey 表紙写真に日本では「要注意外来生物」に指定されている、個人的には大好きな美しい西洋鬼薊(Scottish thistle)の花が写っている。 スコットランドの北の沖に浮かぶオークニー諸島のメインランド島の東端ディアネスで生まれた詩人ミュア(…

世界で最も美しい書店

世界で最も美しい書店 本書で紹介されている世界各地のそれぞれに魅力的な20の書店のうち、私が「最も美しい」と感じたのは、プラトンを彷彿とさせる名前のアトランティス・ブックスだった。ギリシャのサントリーニ島の北端の町イアのエーゲ海に面した高台に…

ペペロンチーノ、シャンペトル・ブーケ

鷹の爪を多めに使って、あり合わせの具材でペペロンチーニ風パスタを作る。ヴァンソン・レサールのエレガントなシャンペトル・ブーケを眺めながら(『シャンペトルのすべて/ヴァンソン・レサール作品集』グラフィック社)。 シャンペトル・ブーケとは、「ま…

林檎と本

ジョナゴールド(青森産)、James Gavin, Deep in a Dream

薄日

イチイ(一位, Japanese yew, Taxus cuspidata)、俗称オンコ。薬効。 ヤマモミジ(山紅葉, Japanese maple, Acer palmatum subsp. matsumurae Ogata [syn. Acer amoenum var. matsumurae Makino]) アカエゾマツ(赤蝦夷松, Glehn's spruce, Picea glehnii…

午後茶、胡蝶の夢の手前で

土産にもらった凍頂烏龍を味わいながら、高橋睦郎『百人一句』(asin:4121014553)を繙く。十八世紀に生きた千代尼の春の句が目にとまる。 蝶々や何を夢見て羽づかい この句について高橋睦郎は次のように説明している。 蝶の羽づかいを叙しただけの句だが、…

ジョナス・メカス・カタログ

Jonas Mekas ケルンのルートヴィヒ美術館(Museum Ludwig)とロンドンのサーペンタイン・ギャラリー(Serpentine Gallery)が共同制作し、2008年にロンドンのケーニッヒブックス(Koenig Books)が出版したジョナス・メカス・カタログ。このカタログは単なる…

カットバックでとらえられた人生

句集 黄金の街 (リブロ・件) 若い頃ゴダールに傾倒していたという仁平勝(にひら・まさる)は俳句の手法を映像の手法になぞらえる。 「悲劇はクローズアップでとらえられた人生であり、喜劇はロングショットでとらえられた人生である」というチャップリンの…

普洱茶は奥が深いらしい

中国茶読本 (コロナ・ブックス) 餃子を食べた後に数年前に中国で買ってワインのように寝かせてあった(実はその存在をすっかり忘れていた)2009年物の普洱茶(賞味期間は5年と書かれている)を飲みながら今朝届いたばかりの古書、島尾伸三著『中国茶読本』…

旅の話ほど詰まらんものはない

「旅の話ほど詰まらんものはないよな」 「また始まった。へそ曲がりの屁理屈が」 「だって、今ここにいるだけでも、途方も無い旅の途上なんだから、ここではないどこかへ行くことなんて、高が知れているじゃないか」 「それは折り込み済みで、旅ってことでし…

Mille Plateaux

Librairie Mille Plateaux、東屯田通 この名前にはどんな思いが込められているのだろうか。フランスの本を扱っているのだろうが、会社の実態は不明。それにしても、思い起こさずにはいられない本がある。 Mille Plateaux : Capitalisme et Schizophrénie, to…

真駒内駅で

今朝もバスと地下鉄で通勤した。行きは歩行+バス+バス+歩行、帰りは歩行+バス+地下鉄+バス+歩行であった。行きは真駒内駅に併設された比較的大きなバスターミナルである真駒内バス発着場でバスを乗り継いだ。乗り継ぐバスがやって来るまでの二十分間…

ガガイモのイラスト Illustrations of Milkweed by Abigail Rorer

ガガイモ(蘿藦/鏡芋/芄蘭, Milkweed, Metaplexis japonica) 本書(Henry D. Thoreau, Faith in a Seed, Island Press, 1993)に掲載された植物の種子を中心とする挿絵40点は米国の著名なイラストレーター、アビゲイル・ローラー(Abigail Rorer, b.1949…

PRIORITY AIR MAIL?

二か月前にブルックリンのリーブルノワール(Livrenoir)書店に注文した古書が、PRIORITY AIR MAIL (優先航空便とでも訳したらいいのだろうか)でようやく届いた。PRIORITY は EXPRESS(速達)ほど速くはないが、NORMAL(普通)よりは速い、言わば準速達の…

法と文学

花のノートルダム (光文社古典新訳文庫)、刑務所図書館―受刑者の更生と社会復帰のために 監獄法はまだ制定されていない、いまから約120年前、我が国にも刑務所図書館の設置を説いた人物がいた。我が国行刑のパイオニア・小河磁次郎である。…彼の主張は、基本…

植物の本棚

ひと月ほど前に、町内のご意見番・小坂さんのコーディネートによって藻岩碁会所のオーナーの池田さんから譲り受けた植物関係の本がやっと居場所を得た。しばらく日干して古書特有の鼻を突く臭いが抜けた頃を見計らって、小さな本棚に納めた。『牧野日本植物…

本という単位の消息

カミュの手帖 1935‐1959 紙媒体だろうが、電子媒体だろうが、そもそも「本」という単位にたいする執着は弱かったのだが、ここ数年でそれもすっかり壊れたと感じていたのに、ごく稀に中身は別にして惚れ惚れするような作りの本に出会うことがあって、それはそ…

碁会所のオーナー、池田さん

小坂さん(左)と池田さん(右) 町内のご意見番、小坂さんの紹介で藻岩碁会所のオーナーの池田さんに会った。実は数日前に、小坂さんから、池田さんが本を処分したがっているからもらってやってくれないかと頼まれたのだった。池田さんは亡くなったご主人の…

重力の恩寵

重力の恩寵 鈴木一誌『重力のデザイン』青土社、2007年、124頁 たしかに、人間のあらゆる造形を含めた自然のあらゆる造形が、結局は重力にひれ伏すとしても、にもかかわらず、それ故に、反重力を指向するように、本もまた重力に抗して立ち上がり、「箱」のな…

まだ読めぬ書物の消息をめぐる対話

書物をめぐる面白そうな邦訳書が近々出版される。ただ、カバーのデザインと表題があまりに「いかにも」な雰囲気に感じられたので、原書を調べてみたら、こんな雰囲気だった。 N'espérez pas vous débarrasser des livres [Broché], Grasset & Fasquelle (21 …