ギャラリーテンポラリースペースの中森敏夫さんから、新たな個展開催の案内が届いた。いつもながら、ものすごいエネルギーの集中と継続によって実現した個展である。近郊の方是非ご足労を。遠方の方ももちろん。
高臣大介ガラス展「雪とGLA_GLA」
1月23日(火)−2月4日(日)
AM11時ーPM7時(月曜休廊)
於テンポラリースペース
札幌市北区北16条西5丁目1−8
011−737−5503tel/fax冬の高臣大介ガラス展が始りました。
夏のガラス展に続く恒例の展示ここで
は二度目の展示です。今回は白い
万華鏡のように溢れる清新な展示と
なりました。百種類に近い種類が様々
な形態をみせ真っ赤なチユーリップが
印象的に添えられています。
是非ともご高覧下さい。中森 敏夫
Con TEMPORARY SPACE/nakamori
TELfax 011-737−5503
temporary@marble.ocn.ne.jp
http://kakiten.exblog.jp/
「GLA_GLA」という文字を見ると、遠く吉増剛造さんの「デリダ行*1 木ガナイトコロニ木ガオチタ」(『何処にもない木』所収)に思いが届く。「(グラッ(glas)、グラッ(glas))」。無責任な予断だが、本展には、日本語とフランス語が混じり合うような驚くべき原言語の地平で、逝去した哲学者ジャック・デリダへの哀悼の”歌”が刻印された詩、言語の「間」を万華鏡のように映すその「詩』(?)がふさわしいような気がした。
- 作者: 吉増剛造
- 出版社/メーカー: 試論社
- 発売日: 2006/03
- メディア: 大型本
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*1:行(”こう”、貴人の逝去に際して、作られた、古代中国の”歌”のこと)