エゾビタキ?


札幌、晴れ。僅かに新雪が積もっていた。1cmくらい。眩しい。藻岩山が白煙を上げているように見える。

急勾配の屋根に積もった新雪

アパート群の内庭には大量の雪が寄せ集められていた。

散歩の往路は左手の原生林と右手の住宅街とにはさまれた道を行く。今朝もツグミやカラの仲間のさえずりが聞こえ、数種が頻繁に頭上を行き来していたが、木にとまるもじっとはしていてくれず、なかなか写真は撮れなかった。一羽だけ、ツグミ系のを撮ったが、特徴が不明瞭で同定できない。

散歩往路の裏道の路面はまだ根雪が残っているが、帰路の表通りは昨晩降った雪も解けて、春の景観。

タンポポ公園のバード・カフェ、果実もすっかりなくなったエゾノコリンゴには客は見当たらない。ふと思い立って、躊躇する風太郎を説得し、いつもは通らない脇道に入ると、ある家の庭の樹の細い枝にヒタキの仲間らしい小鳥がとまっていた。特徴がはっきりつかめないが、エゾビタキSpot-breasted Flycatcherが非常に近い。とにかく、私が見かけるほとんどの野鳥たちは、あのシメも含めて、スズメの仲前か、と改めて思う。


その脇道に入ったお陰で、嬉しいことに、なかなか珍しい「電線ツララ」と「浮いた電柱」を発見する。

空き地に積み上げられた雪の山の下方に小さな空洞があって、「ミニ鍾乳洞」に見えた。