children as the future:365Films by Jonas Mekas

ジョナス・メカスによる365日映画、6月、173日目。


Day 173: Jonas Mekas
Thursday June 22nd, 2007
3 min. 30 sec.

Another fragment
of Paradise.
Children at School
For Strings, NYC

もうひとつの
楽園の断片。
ニューヨーク市
弦楽器学校の
子どもたち。

「もうひとつ」というのは、 すでに1月21日に最初の「楽園の断片」が紹介されたからである。それもまた同じ学校での幼い子ども二人のヴァイオリンの演奏発表会の模様だった。1月21日にも書いたように、ニューヨークのストリングス・スクールではヴァイオリンの幼児教育に鈴木メソード(SUZUKI METHOD)が採用され大きな成果をあげている。

今日の三人の子どもたちのヴァイオリンを弾く緊張した面持ちと真剣な眼差し、そして弾き終えた後の安堵感と満足感を湛えた表情にも、彼らを暖かく見守りちゃんと育てようとするまっとうな大人たちの存在が反映している。大事なものをちゃんと次の世代に伝えようとする大人たちの存在なくしては、「楽園の断片」もありえない。重複するが、1月21日に書いたことを再掲しておきたい。

子どもたちはいつも世界の将来そのものだ。しかし、実際には子どもたちを直接間接有形無形に教育する大人たちの生き方、志がその将来を大きく左右する。それが、音楽にかぎらず、子どもたちに、学ぶ子どもたちの顔に反映する。信頼するに足る大人たちを信頼した子どもたちの顔には、大人たちが生きている世界の本質、志が反映する。

いつの世にも子どもたちの現状は大人たちの生き方の「結果」であるといえるだろう。