情報デザイン論2007 第10回 やわらかい地図

前回お知らせした課題のうち、「1自画像および約20年の人生をベースにした人生地図、人生モデルのデザイン。」について、今回は、前回説明できなかった「自画像」課題の意図についてまず解説します。それから二番目の課題「2こんな地図があったら、面白い、(役に立つ、喜ばれる)というオリジナルの地図の企画と実例。」に関連して、地図の常識を覆すような、目からウロコが何枚も落ちるような、興味深い各種地図を紹介しながら、一口に「地図」といっても、人生を深く見直すきっかけになるような地図もあるんだということを学びます。

自画像については、参考までに、昨年私はこんな自画像を披露した上で皆さんの先輩たちにそれぞれの自画像を描いてもらいました。自画像には自己批評文をつけることになっています。「批評」の眼目は、自分のコンプレックスを自他に曝け出して笑い飛ばし、そこから自由になるということです。今までの自分にこだわりすぎて重たくならずに、フットワークを軽くするのが目的です。とはいえ、口でいうほど簡単なことではないことは承知しています。でも、少しずつでも、そうしていくことが一回きりの人生では大切なことだと思います。そういうわけで、今回は2007年度版の三上の自画像を披露しながら、自画像課題の意義についてもう少し敷衍することから始める予定です。

講義項目:

0自画像課題について
1地図とは何か
魚眼地図
3嗅覚地図
4味覚地図
5時間軸変形地図

2007年度版の三上の自画像No.1