活版印刷ワークショップ続報、アフンルパル探究企画

篆刻師兼ブルース歌手でもある酒井さんが主催する活版印刷ワークショップが実現しそうでとても嬉しい。

「漉いた和紙に印刷することも出来」るらしい。ワクワクする。いかにもアートっぽい企画なんかより、ホントに本物の文化を支える「重たい」活動だと心底思う。吉増剛造さんやジョナス・メカスを巻き込みたいくらいだ。港千尋さんがその浩瀚な写真集『文字の母たち』(インスクリプト)で或る意味で深く静かに弔った活字の母型たちへの興味と関心が或る意味で再生されなければ、文化も何もあったもんではない、と思う。将来、万が一理想の本を作る機会が訪れたら、躊躇せず、酒井さんと活版印刷で作りたい。

ちなみに、酒井さんは、私も「山神碑」の謎を追っていることで深く関連する「アフンルパル探究」企画も並行して進めている。ここには詩人の吉増剛造さんの影も見え隠れしている。魅力的かつ精力的だ。