朗文堂からのメッセージ

知らなかった。


新宿に、朗文堂という主にタイポグラフィ関連の専門書を出版している会社があり、一昨年、アダナ・プレス倶楽部という新部門を立ち上げ、活版印刷機(Adana-21Jという小型の手動式卓上活版印刷機)を製造・販売・普及するという活動を行っていることを。

以前、酒井さんが企画中の活版印刷ワークショップのことをお知らせした。

そもそもは酒井さんが書いた北海道から活字鋳造の火が消えたという記事に触発されたのだった。

そこでの酒井さんと私の一連のやりとりをご覧になった朗文堂の方から「活版印刷を愛する同志として」心強いメッセージをいただいた。

朗文堂ではすでに、タイポグラフィ・スクール「新宿私塾」という、書物と活字づくり、すなわち「タイポグラフィ」の550年におよぶ歴史を実践的に学ぶ学校をも開設しており、非常に魅力的なカリキュラムを組んでいる。また一昨年には、「タイポグラフィ学会」(SOCIETY OF TYPOGRAPHY, JAPAN)も発足した。

こうしてまた、ブログが縁となり、未知の世界とのつながりが生まれた。

近々、酒井さんが主催する活版印刷ワークショップに参加し、その後の展開を含めて相談する予定である。