町内のデザイナー


細雪が降りしきる中、散歩に出る。風太郎はすぐに真っ白になる。まともに目を開けていられないくらい密な降りかただった。散歩往路では、藻岩山どころか、百メートル先も雪にけぶってみえなかった。

復路も視界百メートルに満たなかった。

散歩終盤には、だいぶ小降りになった。小型のかわいい除雪車が停車中だった。札幌市のものではない。所有者は不明。


以前から微かに気にかかっていたとあるゴミステーションの手作りの写真入りの分別案内。今朝初めてちゃんと見た。素材の選定から配置までかなり凝っている。見たことのない「パ......」という缶詰がある。「豆の極み」がイイ。

ここには特に遊び心が感じられる。楽しみながら作ったことが偲ばれる。町内には無名のデザイナーがいる。