スランプ感

最近調子が悪い。風邪は治ったが、調子が悪い。

しかし、待てよ、俺、調子がいい、と感じたことって、あったっけ?

改めてよく思い出してみたら、不調感、スランプ感が常態のような気がした。

その時々に自分が関わっている仕事がクローズアップされすぎると、それが、あたかも人生の最重要、最優先課題のように思われたりして、それを誰かの期待通りちゃんとこなさないといけない自分が理想になったりしかねない。もちろん、その線で一肌脱がねばならない事もある。しかし、ちょっと引いて冷静になれば、もっと重要な、優先すべき事柄が沢山見えて来ることもある。

肩の力を抜くこと。力が入りすぎている時には見えなくなっていることが多いものだ。

授業がうまくいかないとき、その原因は授業をうまく運ぼうとするこちらの都合を優先してしまうときである。ちゃんと学生たちの顔を見ていれば、その時何をすべきかは自ずと分かり、それが見えているときには、授業はうまく行く。授業といっても、生きた人間相手の同時参加型コミュニケーションだから、当たり前と言えば、当たり前。