人間が最も受け身になるのは驚くときであるという。*1そのとき人はもっとも深く物事を受け止める。受け入れる。驚きを忘れた世慣れた風の大人になっちゃうのは詰まらない。自分が詰まらない人間になっちゃっていることに気づかない大人ほど詰まらないものはない。でもこの花咲か爺も油断したら知らず知らずのうちにそんな大人になりかねいのである。花咲か爺はだから笑顔の練習だけでなく、ときどき驚く練習もする。わざと驚くふりをするというのではなく、真剣に驚く練習をする。表情から身振りから全身で驚くことを学習しなおす。すると不思議なもので、色んな些細なことにでも新鮮な気持ちで自然と驚くことができるようになる。最近は驚きまくっている。
ドングリの素晴らしさにも驚いているところだ。ドングリはあなどれない。ドングリは人を喜ばすために生まれて来たような奇跡の存在だ。もしかしたら宇宙人かもしれない。目の前にあると思わずいじりたくなる。気づいた時には笑顔で幸せな気分で遊んでいる。
ドングリ、恐るべし。
