意味のない線


風太郎作「線1」



風太郎作「線2」


解説:風太郎(1995–2009)が十年以上かけて毎日のように爪で引っ掻いて描いた意味のない「線」。「意味のないものには/意味がある」(小野寺誠『ユーラシア漂泊』178頁)というが、どこまで意味のなさに堪えられるかどうか、あるいは押し寄せる意味に堪えられるかどうかが鍵のような気もする。