アブラハムかオデュッセウスか、ふたたび


プリーモ・レーヴィ(Primo Michele Levi, July 31, 1919 – April 11, 1987)



ジョナス・メカス(Jonas Mekas, born December 24, 1922)


アウシュヴィッツから生還し帰郷を果たしたにも関わらず自殺したとされるプリーモ・レーヴィの諸著作を読みながら、帰郷できずに、せずに、いわば放浪し続けているジョナス・メカスのことを思っていた。



ジョナス・メカスは昨日の日記「Ólöf Arnalds」で日本ではあまり知られていないアイスランドの歌姫オルロフ・アルナルズ(Ólöf Arnalds, born 1980)を「Beautiful. Personal. Joyful.」と絶賛していた。恐れ入った。氷河のような歌声の持ち主である。



Ólöf Arnalds Official Site


プリーモ・レーヴィオデュッセウスの物語を地獄を生き延びる支えにした。ジョナス・メカスは永遠の放浪の中に生き延びる術を探ってきた。やっぱりアブラハムだな。


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