半年間私のゼミに通った上海からの留学生、胡(Hu)さんと範(Fan)さんが前期の試験を終えて先日帰郷した。試験の合間を縫って、ある日の午後にささやかな送別会を催した。三年生の佐々木君と更級さんが参加してくれた。遅めの昼食に四人とも食べたことがないというスープカレーを大学傍の店に食べに連れて行った。その日はとても暑い日で、みんな汗をかきかき、美味しい、美味しいと食べてくれた。上海にはココイチはあるが、まだ本格的なスープカレー店はないそうだ。カレー屋を出てから、市内をドライブして、北海道神宮に参拝した。そこも初めてだという二人は何から何まで興味深そうに目を輝かせていた。手水舎で両手と口を清め、礼拝し、おみくじを引いた。范さんは大吉、胡さんは中吉だった。私は小吉。二人には小さな赤いお守りを買ってあげた。夜は大学傍の焼鳥屋の大吉で再会を約束して乾杯した。「很快再见!」。