2011-01-28 場所の記憶、記憶の場所 詩 夢のなかに行方不明の叔父さんが現われて呟いた。 「嘆くことはない。消滅する路地は、ひとの内面に場所を移すだけだ」*1 (でも、それを記憶したひともいずれいなくなるでしょ?) 「それが嫌なら、お前が一篇の詩のなかにでも場所を移せばいい」 *1:辻征夫「亀戸」より