2008-06-08から1日間の記事一覧

植物的感覚

体調を崩して感じていることは、身体の二系、内臓系と体壁系で言えば、後者の動物的運動=感覚系の働きが極端に鈍り、前者の植物的感覚が目覚めたということである。植物になったような感覚。天と地の両極に身体が引き延ばされた、引き裂かれた感覚。その中…

白鍵と黒鍵の間に

音楽は身体を使った優れた回想の芸術だと思う。ピアニストは白鍵と黒鍵の間にその回想の道を探る。 白鍵と黒鍵の間に―ピアニスト・エレジー銀座編作者: 南博出版社/メーカー: 小学館発売日: 2008/05メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 36回この商品を含む…

回想と眠り

ひさしぶりに、レイナルド・アレナスの自伝『夜になるまえに』(asin:B0000A4HRN)を読んで、ジュリアン・シュナーベルによる映画(asin:4336039518)も観て、改めて三木先生に教わった生命記憶の回想ということを考えていた。 「胎児の変身劇に生命記憶をた…

タニウツギ?

札幌、薄曇りのち晴れ。朝のうち湿度が高く、重たい空気が体にまとわりつく感じで、ちょっと息苦しかった。今朝の散歩では無理をせずに同じ路を往復した。 空き地でハナダイコン(花大根, Dame's rocket, Hesperis matronalis)の団扇(うちわ)状の果実が目…