Clip Cast再び

思いがけず、一昨日取り上げた動画編集共有サービス「Clip Cast」の開発者であるprographicaさんから望外のコメントをいただいた。
http://d.hatena.ne.jp/elmikamino/20060823/1156354516#c
私の直観が間違っていなかったことが、このような形で確かめられるのも、まさに「ウェブ進化」の証であると思う。一昔前、まだグーグルもなく、「検索」システムが貧弱だった頃には、自前のウェブサイトで今と同じように発信しても、見ず知らずの人からの応答はほとんどなかったことが思い出される。
prographicaさんの文章からは、実際にサービスを創造している人の謙虚さと、梅田さんの言ういい意味でのオプティミズム(楽観主義)が感じられて、とても気持ちがいい。prographicaさんたちには、日本的なペシミズム(悲観主義)に陥らずに、「負の部分」を軽々と凌駕するようなオプティミズムを堂々と貫いて、一人でも多くの人に喜んでもらえるような「面白い」サービスを開発してほしいと願っている。
『ClipCast - Online Video Studio』http://clipcast.jp/
そして私自身に関しては「潜在的開発者」とか「Real 2.0」が大言壮語に終わってしまわないように、自分なりの「参加」の仕方を考えながら、茂木さんのいう「職人的気質」を大切にした批評を心がけたい。