時を運ぶ色

先週1週間に朝の散歩で撮った200枚弱の写真を何度か見直していたら、「色」が印象的な三枚の写真に惹き付けられた。



昨日雪が降り、冬の到来を間近に感じて、色が示す何かに惹かれたのだろうか。でも色って何なんだろう?季節の変化、時の経過、周期を知らせるシグナルとして色を受け取っている節がある。そして色はもちろん形を伴っている。少なくとも、これらの写真に写っている色の形は時の形でもあり、世界の移ろいを心に伝える役目を果たしているような気がした。「時を運ぶ色」。何かに使えそうなフレーズだ。

さすがに寒くなってからは、カメラを右手に持ち続けることはできず、首からぶら下げている。素手のままだと悴(かじか)むので手袋をつけているが、シャッターだけは裸の人差し指で押せるように手袋の右手人差し指部分の先端を切り落とした。でも人差し指が悴(かじか)む。相変わらず、性懲りもなく、私は毎朝歯を磨くように、毎朝写真を撮り続けている。