先日来、「直径１センチくらいの白い丸い花ではなく実をつける低木」の名前を知ろうとして、このブログにも写真を載せたりして、お騒がせしています。これではないか、と候補をお知らせくださった方々には本当に感謝しています。今まで四つの名前が候補にあがりました。
この四つについて可能な限り写真を検索して照合したり、それぞれの解説を読みあさりました。どれもある程度、部分的に似てはいるのですが、「違う」というのが、私の結論でした。
ところが、今朝の散歩で、とある一軒の家の庭に同じ低木を発見しました。隣家で見つけたのとまったく「同じ」でした。玄関先を掃除していた家人に尋ねたところ、「シラタマの木」という答えが即座に返ってきたのでした。物と名前がスパークするように繋がった瞬間的な激しい喜びと驚きを感じていました。
しかし、家に戻って、「シラタマの木」の写真を見てもどうもピンと来ない。どこか「違う」という印象を拭い切れずにいます。
僕が隣家の庭で見たシラタマの木、そして今朝見たシラタマの木はたまたまかなり枯れていて、葉も実も少なかったから「違う」と感じているだけで、もし元気な状態であれば、「同じ」と感じるのかもしれない。あるいは、もしかしたら、あの家の方がなんらかの事情で、「シラタマの木」だと勘違いしているのかもしれない。
いずれにせよ、「直径１センチくらいの白い丸い花ではなく実をつける低木」は今日現在「シラタマの木」であるということを強く否定する証拠はありません。
でも、ネット上で見られる「シラタマの木」の写真では、どれも葉の周辺が「鋸状」で、花も一個一個が枝から独立して生えているんですが、僕が見たやつは葉のギザギザはないし、花は一箇所から複数個（僕が見たのは四つ）出ているんです。これも同科の中の些細な変異にすぎないのかな。
（Mさん、rairakku6さん、お騒がせしました。）
