目覚めたら外は真っ白だった。玄関を出たら、早朝出かけた娘の足跡、というより深さ25cmくらいの「足穴」が続いていた。
やや湿り気を帯びた雪は一部電線を白く包み込んでいた。私の理想にはほど遠い状態だが、嬉しい。撮ったときにはカラスに気づかなかった。
T字路の突き当たりに寄せられた雪の山が散歩の行く手を遮っていた。
今日は生ゴミの日ではないのに、尖兵隊のカラス四羽(ハシブト)がゴミ・ステーション周囲を窺っていた。
ブルーの大型除雪車がスピードを上げてどこかに向かった。
大型のブルドーザーが木造モルタルの築30年くらいの二階家を解体していた。「紙」のように板がはがされ、みるみるうちに内部が露わになっていった。「使い捨て(文化)」という言葉が浮かぶ。
風太郎の視界(Futaro's view)。歩道と車道の境目に積み上げられた雪壁の高さは1.5mくらい。