天候がめまぐるしく変わる。一昨日の、昨日の天候を忘れてしまいそうなくらい。一昨日日中に雨で解けてシャーベット状になった根雪は夕方からの寒気で凍り、除雪車がすぐには入らない裏道や脇道は深さ10cm以上の轍が走る雪氷のオフロードと化した。ハンドルをとられて危険な状態だった。夜半に除雪車が入り、昨日の朝にはオフロード状態は解消されていたが、除雪された雪はまだ道路脇に寄せられ積まれたままだった。
T君の家を弔問した昨日は晴れだった。回収されたアイスキャンドルの氷の筒の残骸を二つ見た。
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打って変わって今日は雪。午前中だけで、細くて薄い雪→丸い粒粒の雪→小さな花びらのような雪と変化しながら、「乾いた」雪が降り続いている。体感気温零下4℃くらいか。
藻岩山は裾野さえ見えなかった。
一カ所だけ外灯が灯っていた。
一昨日根雪が解けたせいで鼻をのぞかせる小さな公園の象。
その向こう側の樹の枝にハシボソガラスが一羽。
ハシボソガラスは単独行動をとる傾向が強いのだろうか。ハシブトガラスはいつも小集団で先鋭隊のようにゴミ・ステーション周辺を窺っている。
市道に面した家の前で雪かきする老婦人を見かける。そこを大型の除雪車がスピードを上げて通り過ぎた。
小型の除雪車がスピードを上げてどこかへ向かった。
あのシラタマノキの実がまだ枝に。