シメがいた

サッポロ、くもり。寒くない。雪解け一段と進む。裏道の路面のアスファルトの面積がかなり広がった。原生林ではカラスとヒヨドリの鳴き声が響き渡っていた。ヒヨドリ(Brown-eared Bulbul)を五、六羽見かけたが、けっこうせわしなく飛び回っていて、写真はなかなか撮れない。やっと一羽を撮った。帰りの表通りは、歩道の雪もほとんど消えた。タンポポ公園では蝦夷の小林檎の樹をはじめ野鳥の姿はなかった。立ち並ぶ家の間から見える原生林には、今日も野鳥の姿はないな、と思っていたら、やや逆光の中で見覚えのある小さくて肥えた体型のシルエットに気づいた。36倍ズームで撮った。シメ(Hawfinch)だった。ヒヨドリとは違い、じーっとしたまま動かない。振り返って藻岩山方面を撮る。サフラン公園内の丘の雪もかなり解けて芝生がのぞいていた。