ジョナス・メカスによる365日映画、6月、163日目。
Day 163: Jonas Mekas
Tuesday June 12th, 2007
4 min. 38 sec.
We get very excited
by Patti Smith's
version of Changing
of the Guards
in her new album
TWELVE ---
パティ・スミス
の新しいアルバムTWELVE
の中のボブ・ディラン(Bob Dylan, 1941-)のカバー曲
Changing of the Guards
に皆興奮する…
アンソロジーのスタジオで、パティ・スミスの歌うChanging of the Guardsにノリノリで自由に踊るベン・ノースオーバーと女性スタッフ。Changing of the Guardsはタイトル・クレジットにあるように、パティ・スミスの最新アルバム、オリジナルではなくカバー・アルバムTWELVEの中のボブ・ディランの曲。ここで読めるように、ボブ・ディランは彼女にとってミュージシャンとしての命の恩人のような存在でもある。Changing of the Guardsの歌詞の部分邦訳はこちらで。
Changing of the Guardsというタイトルの意味が案外難しい。日本語のウェブで検索しても、それを和訳した例は見つけられなかった。ボブ・ディランやパティ・スミスを聴くような日本のファンは感覚的にその意味を捉えているのだろうか。大きな誤解かもしれないが、Changing of the Guardsとは、自分を守ってくれるもの(the Guards)はいつどう変わる(Changing of)か分からないから、気をつけたほうがいいよ、くらいの意味だと思う。一見そうは聴こえないし、そう聴く人はあまりいないようだが、この曲はいわば個人にとっての安全保障問題を自覚せよというメッセージ・ソングであるような気がする。というか、今の私にはそうとしか聴こえない。
で、じゃあ、今の私にとって、自分を守ってくれるガードは一体何か、ということになるのだが、その答えは、このブログである、と言い切れるようになるまで、頑張るぞ、と思ったりした。