beautiful and complicated like love:365Films by Jonas Mekas

ジョナス・メカスによる365日映画、7月、182日目。


Day 182: Jonas Mekas
Sunday July 1st, 2007
7 min. 52 sec.

I ruminate
re. the first six
months of the
365 Day project --

この365日企画
の初めの6ヶ月について
思い巡らす…

一昨日土曜日に、このメカスの365日映画の伴走、追走を始めてからちょうど6ヶ月、半年を終えた。感慨を味わう暇もなくバタバタしていて、このメカスの半年間の回顧を見るのも今日になってしまった。改めてメカスと、それからこのつたない紹介を見てくれている人と乾杯したい。前半と同様に後半も挑戦を続けるとメカスは意気軒昂だ。

一年の真ん中まで来たよ。ひどく込み入った、でも純粋な(笑)、私の愛のすべて。純粋なんだ。
この企画は複雑かつ純粋な愛の色んな形なんだ。
今後どうなるか確かなことは分からない。決して分からないんだ。
私は私のあるがままの人生を追いかけている。
でも大きな過去とのバランスを心がけている。なんとかね。
あたなを退屈させないように心がけている。自分が退屈しないようにもね。
なんとか現在に生きること、現在に。

この企画の技術的な側面については私はよく知らない。
私はあくまで作家makerなんだ。作家だ。作ること。小さな映画filmを作ること。
他の側面について、複雑なダウンロードとかには私は一切関知しない。
だからそっちの関係で私を責めないでもらいたい。

私はすべてをとても単純にしたいんだ。できるだけ単純にね。でも、時にはうまくいかないこともある。それは私の責任だ。あなたが見るものは、私の責任だ。

バラエティに富んでいるということはある。ドキュメンタリー的な、ジャーナリスト的な毎日の報告を狙っているが、今のところ、それほど成功しているとは思っていない。一種の挑戦なんだ。挑戦、挑戦。今もって私は現実realityのイメージと戦っている。どうしたら、現実を詩poetryにまで運ぶような見方viewができるか。

とにかく私はこれを見てくれているあなたがたを褒め讃えたい。誇りに思う。
すべての俳人たちHaiku makersよ。俳句、俳句、詩。
蒸留するように不純物を取り除く、
人生を詩に捧げる、
現実を蒸留する、
数少ない詩のことばsyllablesにまで。

私はまだそこまでは遠く及ばない、友よ(笑)。

さて、7月1日だ。
私は挑戦する。でもそれについてはっきりと語ることはできない。ただ、現実の詩、詩的現実を目指すとしか。私がいう詩とは、日々の生活における人間性の本質に留まる、あるいはそれに到達することなんだ。日々の生活のなかに反映する人間性さ。日々の生活。日々の生活。

さあ、続けよう。単純じゃない。人生は単純かつ単純じゃない。人生は美しいけど複雑だ。どんなものも単純で複雑だ。愛と同じように。