紫陽花

札幌、晴れ。

藻岩山。棚引く雲に目が行く。

アジサイ(紫陽花, Hydrangea)が咲いていた。目が洗われるように新鮮だった。
毎日同定作業でお世話になっている「季節の花300」の山本さんによれば、中国では「八仙花」または「綉球花」と書くらしい。本来「紫陽花」とは、唐の詩人の白居易(772-846)が命名した別の紫の花のことで、平安時代の天才的な学者兼歌人源順(みなもとのしたごう, 911-983)が<あじさい>にこの漢字をあてたため誤用がひろまったらしい。また、色がつくのは「萼(がく)」で、花はその中の小さな点のような部分だという。そういう植物が意外に多い。源順といえば、二十代で日本最古の百科事典ともいわれる『和名類聚抄』(わみょうるいじゅしょう)を編纂したことで知られる。