情報倫理2007 第13回 私の中に大学を/試験

事後報告になりますが、試験はどうでしたか。簡単だったでしょう。

最終の今回は、前回「未来」をテーマに語った私たちが所属する大学の連繋的な生かし方の解説の補足として、とにかく何ごとにも能動的に臨むこと、というお話をしました。それは、世界観的にもう少し踏み込んで言うと、大きな組織としての大学に所属するという古典的な意識を抜け出して、自分の世界の中のひとつの貴重な場所として大学を明確に位置づけるということです。貴重な場所はひとつではないという点が肝心です。でも大学もそんな貴重な場所のうちのひとつである、と。もちろん、ただ黙って受け身に待っているだけでは、大学は貴重な場所にはなりません。自分から働きかけなければ。自分から働きかければ、きっと予想外の反応がたくさん返ってくるはずです。大学を自分の外部に存在するよそよそしい環境のまま放っておかずに、自分の中に取り込むこと。自分の中に自分だけの大学を作り出すこと。私たちの意識は現実の環境よりもずっと広く深く世界と同等以上に大きくなりうるのですから。

さて、後半行った試験については、すでにお話したように、配点に関しては「基礎知識篇100問」が各1点で小計100点、「応用知識篇10問」が各10点で小計100点、合計200点満点です。合格最低ラインは6割。最終的な評価は出席率と提出物の評価を合わせた総合評価です。結果は7月24日12時から研究室の扉に張り出します。