Sonic Youth plays to Harry Smith:365Films by Jonas Mekas

ジョナス・メカスによる365日映画、10月8日、281日目。


Day 281: Jonas Mekas
Monday, October 8th, 2007
9:28 min.

Sonic Youth at
St.Anne's play to
Harry Smith's
EARLY
ABSTRACTIONS --

ソニック・ユースによる
聖アン教会での
ハリー・スミス
初期抽象作品に捧げる
演奏…

音合わせをする三人のギタリスト。キム・ゴードン(Kim Gordon, 1953-)を真ん中に、サーストン・ムーア(Thurston Moore, 1958-)リー・ロナルド(Lee Ranaldo, 1956-)が両脇を固める。ステージ背後のスクリーンには若いハリー・スミスの顔写真が大写しになっている。変則的チューニングの気持ちよくノイジーな実験的な演奏がさり気なく始まり、淡々と進行する。ハリー・スミスの実験映画が映写され始めたスクリーンの下一部が見える。スティーヴ・シェリー(Steve Shelley, 1963-)のドラミングの姿がちらりと見える。メカスはステージ右袖すぐしたから見上げるようにカメラを向けている。

1999年ニューヨークの聖アン教会で開催されたハリー・スミス・プロジェクトの一環のコンサートのようだ。5月9日のニック・ケイブ(Nick Cave)もそうだった。あの時はメカスは会場から追い出されたが、今回は堂々とステージ直下で撮影している。どうなっているんだか。

5月9日のコメント欄でugさんがお知らせ下さったVarious Artists: The Harry Smith Project: Anthology of American Folk Music Revisited同日本版)のDisc 3の9曲目にソニック・ユースSonic Youth)がロズウェル・ラッド(Roswell Rudd, 1935-)*1と演奏する"DRY BONES"が収録されている。

ハリー・スミスに関しては5月9日「For the anthologist, Harry Smith」のエントリーおよびコメント欄をはじめとして、1月14日「Patti Smith reads Allen Ginsberg for Harry Smith...」4月25日「all about Harry Smith」を参照。

*1:NRPでテリー・グロスによる、ジャズ・トロンボーン奏者兼作曲家ロズウェル・ラッドのインタビュー(2002年2月12日)を聞くことができる。A Trombone for All Jazz: Interview with Roswell Rudd, 2002