真性活字中毒症状?


所用でJR札幌駅に行った。

駅ビル内のデパートで飲食店の案内掲示板が目に留まった。狭い枠の中でそれぞれ工夫を凝らして個性を競っているなあ、面白いなあと思いながらしばし眺めた。ロゴを見ているだけで食べたり飲んだりした気分にちょっとなる。さすがに老舗のそば屋とうなぎ屋は落ち着いた中にも遊び心が感じられてカッコいいし、新しいお店はそれぞれに個性的な書風が工夫されていた。

絵と行書が渋く決まっているいこちらは寛政元年(1789年)創業の更級の老舗。

隷書の上で毛筆体が遊ぶこちらは明治26年1893年)創業の老舗。「つきじ」と読めますか。築地体ならぬ「うなぎ体」(?)。

いい雰囲気出してるなあと感じたこちらは1969年創業の中堅(?)。


ついでに、これは駅ビル内の吹き抜けに吊り下げられた7、8メートル四方の巨大な布に印刷された「祝、5才。」の文字。句読点が活躍している。それにしても、どうやって印刷したのか気になる。