「いざ」から「ようこそ」、そして

札幌、快晴。暑い。

「いざ北へ2008」と私があくまでプライベートに発した夏の札幌へのささやかな誘いは、いつしか「シュンポシオン札幌」、「札幌シュポシュポ」、「札幌シュポ」と次々と新しい名と命を得て、ついに「シュッポロ」に至って、その最高潮を迎えたと言えるでしょう。その勢いを私は「ようこそ北へ2008」なる器としてしっかりと受け止めようとしましたが、手拭爺もまだまだ未熟でして、反省点が雨後のタケノコ(ねえ、カニさん)のごとく日を追う毎ににょきにょきと生えてくるのでした。それはさておき、上のプロセスに色んな形で関わってくださったすべての方々に改めてお礼と感謝の気持ちを伝えたいと思います。本当にありがとうございました。手拭爺は何度も感涙にむせび泣いていたようです。いや、ほんとに。


ムクゲ木槿, Rose of Sharon, Hibiscus syriacus

さて、一応形の上では「シュッポロ」は終わりましたが、それを生んだ新しい潮流、ヌーベル・バーグ(古いか)はおそらく人類が滅びるまでは永遠に続くはずでありますし、2008年に限りましても、12月13日の中山大将主催によるシュンポシオン横浜をひとつの大きな節目(おそらく)として、大小多種多様なシュポ的集まりが次々と生まれることと思います。もういくつか企画が出始めているようですね。頼もしい限りです。


ヌルデ(白膠木, Rhus javanica

ところで、すでにご存知の方もいらっしゃるかと思いますが。今回シュッポロに参加したくとも参加できなかったお一人、茨城で漆陶芸の獣道を歩む菅原の悠ちゃん(id:alsografico)が、その悔しい思いをバネに、もし参加できていたら、こんな自分を、こんな生き方を皆に伝えたかったという詳細なプロフィール「もしもという危機感」(http://d.hatena.ne.jp/alsografico/20080803/p1)を、寝る間を削って書いていたことに、私は非常に感激しました。すでに彼は私の「スモールライフブック」(http://d.hatena.ne.jp/elmikamino/20080801/1217557261)上ではちゃんと参加したことになっています。手拭爺は隣で感激の涙を流していました。もちろん手拭でさっとすぐに拭って知らんぷりしていましたが。

そんな風に、シュッポロもたまたまそのひとつの形でしかない新しい潮流というか動向は今も脈打ち続けているわけで、その波にどう乗るかはその人の生活や境遇次第なんだと思います。それぞれのサーフィンの仕方がある。そんな思いを「南へ」の思いと重ね合わせて今朝の手拭爺は涼しそうな姿でチャリンコを漕いでおりましたとさ。