シュッポロ

ようこそ北へ、冬の巻2

昨年暮れに横浜で少し言葉を交わしたとは言え、初対面に近かったリュウ(id:Ryu-Higa)は「意味症候群」と果敢に闘う一方で、思い切った言動の力と温かい心根とオープンな人柄によって意味を超えた生きる力そのものを強烈におそらくは半ば無意識にアピールし…

ようこそ北へ、冬の巻1

サッポロビール園ケッセルホールにて昨夜、有志の学生5人とともに、吉岡さん(id:future-human)、比嘉さん(id:Ryu-Higa)、そして金城さん(id:simpleA)を迎えて、サッポロビール園ケッセルホールで祝杯をあげました。「ヨッシーを応援する会@サッポロ…

札幌、晴

今日は、最低気温零下8℃、日中の最高気温零下1℃、朝から雪の予報だったが、いい感じで冷え込んでいるものの、晴れて風もなく穏やか。アイスキャンドルが真夜中に降り積もった新雪をうっすらとかぶっていた。今頃、金城(id:simpleA)、吉岡(id:future-hum…

燃えるワインが届いた!

25日の第1回さっぽろ雪遊びに、夏のシュッポロ参加者である田中さん(id:pho)から粋な心の品が届いた。新婚旅行先のアイスランド土産のブレンヴィン(Brennivín)である。ブレンヴィンとは「燃えるワイン」を意味し、その蒸留方法が「燃焼」と呼ばれるとい…

雪の巡礼

考えてみれば、雪は不思議だ。急激な気温の低下によって大気中の水蒸気が氷結しそれが落下する間に成長し条件によって様々な形態の結晶を形作る。元を正せばただの水なわけで、大きく見れば、地球上の水の循環の一環である。それが地域によっては、冬と呼ば…

キジムナーからコロポックルへ。hayakarと行くishkarその3

左はガジュマルの家。右は本物のガジュマルの葉。2006年の奄美自由大学に参加した際の「パスポート」。 「奄美自由大学」の検索結果一覧 大島孝雄著『ガジュマルの家』を手にした時、二年前に、生まれてはじめて奄美大島を訪れ、ガジュマルの樹にはじめて接…

ようこそ、北へ。hayakarと行くishkarその2

シュッポロは終わらない。12月の話をすれば、鬼が笑う。まだ11月がある。SLと化したhayakarさんがシュッポ、シュッポと北海道にやって来る。 いざ、北へ(『hayakarの日記』2008年10月22日)より 意味不明の場合は、昨日のエントリーおよび「シュッポロ」関…

ドラゴンボールが九州に渡った!

10月18日(土)の「大分シュッチョー」プラン(ほぼ決まり?) そろそろ、得体の知れない六人組みが、大分は都町のどこかで悪さを始める頃か。思い起こせば、今年の夏にはこんなことがあった。 「プレゼントは届くか」(2008年08月01日)それが、今日、こん…

思い出:piscoというお酒は...

楽しくそしてちょっぴり残念な思い出と共に飾ってある空き瓶二本。 田中さんが記録しているように、 piscoというお酒は、先日札幌に持っていった。クスコの酒屋で買ったもの。 (「ペルー旅行のおまけ」(『technophobia』2008-08-22)) ところが私は一滴も…

アフターケア

学生の皆さん、参加できた人もできなかった人も、シュッポロを楽しんでいただけましたか。実はその後もゲストの方々によるお話はいろんな形で続いていたりします。是非、読んでみてくださいね。 まず、「裸の大将」(id:sap0220)こと金ちゃんがシュッポロで…

番外編2:金ちゃんの10個の秘密!

蝶のように日本全国を羽ばたき回る謎の多いともっぱらの噂の金ちゃん(id:simpleA)ですが、今回のシュッポロでは、手拭爺の前でその驚くべき秘密が次々と暴露されました。爺の脅迫的尋問によって自白した秘密もあります。待ってました!という方も少ないの…

番外編1:居酒屋「大吉」における白熱した「暑苦しい議論」

(大分方面からの「アンコール」に応えての特別番外編です。)A:ブログはコミュニケーションのための一つのチャンネルにすぎない。そのことを踏まえた上で、他のチャンネルとの関係も配慮しながら、ブログではどこまで情報を発信するかしないかということ…

終幕:アイヌの妖精たちとともに

7月29日(水)、平取町二風谷で金城さんといっしょに手に入れたオヒョウの腕輪とムックリという楽器。一昨日、近藤さん(id:CUSCUS)、金城さん(id:simpleA)とのやりとりのなかで、私はシュッポロの精神的背景をめぐってこう記した。 シュッポロの一番美し…

「いざ」から「ようこそ」、そして

札幌、快晴。暑い。「いざ北へ2008」と私があくまでプライベートに発した夏の札幌へのささやかな誘いは、いつしか「シュンポシオン札幌」、「札幌シュポシュポ」、「札幌シュポ」と次々と新しい名と命を得て、ついに「シュッポロ」に至って、その最高潮を迎…

帰還:死者の眼差し

さて、いうまでもなく、シュッポロを舞台裏で支えてくれたヒグマの親子、宮澤賢治、吉田一穂、アイヌの妖精たちなどは、人間を超えた存在やこの世の生を超えた存在(死者)の視線、眼差しを代表するものたちでした。私たちの人生、日々の言動は、動物たちや…

ゴーマンな僕。人はこうしてチャンスを逃す。

以下はあくまでフィクションであり、実在する人物とは一切関係ありません。傲慢には二種あると思う。清々(すがすが)しい傲慢と後味の悪い傲慢。透徹した傲慢と曇り濁った傲慢。独立した傲慢と他人や組織に依存した傲慢。前者をゴーマン、後者を傲慢と書く…

シュッポロの教訓

若い友人たちの生き生きとした言動、学生たちの瑞々しい反応を身近に感じながら、自分の中にも予想を遥かに超えて色んな大きな変化が生じたシュッポロだった。人生も会社経営と同じで金ちゃん(id:simpleA)がいつか語っていたようにマネージメントとディレ…

シュッポロには梅ちゃんも来ていた

一連のシュッポロのレポートに知りたいことがなかなか出て来ないなあとお思いのシュポラーの方も少なくないと思われます。金ちゃんと爺のバトルはどうなった?とかね。本とウェブの関係の将来をめぐる議論はどうなった?とかね。手拭い爺がさんざん調子に乗…

学生からのメッセージ

「第三幕」。居酒屋「大吉」にて。店主、給仕、他のお客さんも一緒の集合写真ができるまで。撮影金ちゃん(id:simpleA)。 シュッポロに参加した一人の学生から感謝のメッセージがメールで届きました。これはゲストの方々、そしてシュッポロを見守ってくださ…

近藤さんによるシュッポロの分析に

さて、すでに「スモールライフブック『ようこそ北へ2008』」(http://d.hatena.ne.jp/elmikamino/20080801/1217557261)の「一頁」としてリンクされている近藤さんによるシュッポロの分析「戯言」(http://d.hatena.ne.jp/CUSCUS/20080802/p1)では、三上は…

スモールマガジン『ようこそ北へ2008』フラッシュバック8:リュウからの伝言

シュッポロ前日の7月28日に沖縄出身で現在大分在住の比嘉さん(id:Ryu-Higa)からシュッポロへの激励のメッセージが届きました。(一週間前にも彼と小野さん(id:sap0220)二人からの熱いメッセージが届いたばかりだった。)これまで京都、名古屋、横浜、千…

スモールマガジン『ようこそ北へ2008』フラッシュバック7:ゲームの中に世界を建築する男

七年ぶりに再会したハルル(id:haLRu)は相変わらず粘り強くアグレッシブだった。2001年、私はその頃我流でウェブサイトを立ち上げて一人で遊んでいた。それを見つけて、「会って話がしたい」と言って東京から数回に亘って訪ねてくれたのが彼だった。当時ま…

スモールマガジン『ようこそ北へ2008』フラッシュバック6:ファジーさんの背中にはアイヌの妖精たちが見えた

7月30日(水)、日帰り強行スケジュールでシュッポロに参加してくれたファジーさん(id:fuzzy2)が「通過儀礼」のスープカレーに間に合ったのは、彼の類い稀な情報収集力と脚力のお陰であった。新千歳空港への到着時刻が予定より少しでも遅れたら、彼はスー…

スモールマガジン『ようこそ北へ2008』フラッシュバック5:心に危険な動物を飼う若い女

7月30日午後、三上研究室に入るなり、「あっ、『養老天命反転地』!」とか「あっ、〜!」と次々と私の過去の傷痕をめざとく発見し続けたのが、カニさん(id:kany)さんだった。まるで珍しい植物や昆虫を発見しては心躍らせる子供のように。 しかし本だけでは…

スモールマガジン『ようこそ北へ2008』フラッシュバック4:危険な情動を飼いならす27歳

田中陽介(id:pho)に初めて会った。笑顔と笑い声がチャーミングな好青年だった。もちろん、かなり変な奴だった。27歳にしてすでにヨーロッパ各国、アメリカはもちろん、インドからつい最近の南米ペルーまでちょうど10カ国を放浪してきた男だ。しかし不思議…

スモールマガジン『ようこそ北へ2008』フラッシュバック3:プレゼントは届くか

31日朝、札幌市内の北に位置するホテルで金ちゃんを拾って、一路日本海を目指した。ホテル一階のコンビニでミネラル・ウォーターを買おうとしたら、レジ横の「ドラゴンボール」が目に留まった。運命を感じた。迷わず一個買った。それを金ちゃんに預け、北海…

スモールマガジン『ようこそ北へ2008』フラッシュバック2:誰からも愛される罪な男

坂東慶太(id:keitabando)に初めて会った。三日間断続的に行動を共にした。7月29日(水)夕方、二風谷から再び新千歳空港に舞い戻って彼を拾った。日に焼けた顔に真っ白な歯、身長177cmの好青年だった。こいつがあのMyOpenArchive(http://www.myopenarchiv…

スモールマガジン『ようこそ北へ2008』フラッシュバック1:アイヌの精霊たちが出てきた出てきた

7月29日(水曜日)午前、数分遅れのANAで新千歳空港に降り立った金城さん(id:simpleA)をレガシーに乗せて、一路アイヌの聖地二風谷を目指した。お任せモードの彼が二風谷に行きたいのか行きたくないのかは関係ない。私がとにかく見せたい。何が見せられる…

スモールライフブック『ようこそ北へ2008』

スモールライフブック『ようこそ北へ2008』(未完)帯の推薦の言葉 ...筋書きのないドラマ(人生)を味わうために、筋書きを編集し続ける楽しさを知ること。止まることのない自分と現実の動き(大波小波)に目を凝らし、その音に耳を澄ませば、あたなが乗り…

『荒野を歩め』。本番はこれから。

カニさん(id:kany1120)が山口文庫で掘り出した、背取りした一冊『荒野を歩め』asin:B000J94UR6。 自分のやりたいことがはっきりしていて、それを実現するためのベターなあるいは確実なステップを潔く踏んでいる若い友人たちの話しに聞き惚れながら、私はこ…