コミュニケーションの裏の裏の道

あるとき、ブックマークした二つのエントリーの二人の著者が、そのブックマーク自体にはてなスターをつけてくれた。その情報が自動的にメール送信されてきた。最初は一体何が起こったのか分からなかった。そんなコミュニケーションは初めてだった。メール送信されていなければ、しばらくは気づかなかっただろう。恥ずかしいことに、ブックマークにスターを付けることができるサービスの存在自体を知らなかった。

「ブックマークしてくれて、どうもね」というメッセージがさりげなく届いたのだ。

そのうちの一人はすでに日記をプライベートモードに設定していた。それを知らせるページには「そんなに悲しい顔しないで」というメッセージが書かれていた。心憎い。

もう一人は、生活のためにしばらくブログの更新は滞るだろうというメッセージを残していた。

会ったこともない二人からの言葉以前の、システムに語らせるメッセージが、実際に会ったような気分にさせてくれた。