菅原悠作「栗のトレー」

茨城県大子町で漆工芸の道、職人の道と言っていいのかな、を歩む若いスガハラさん作の「栗のトレー」に目を見張った。

スガハラさん、失礼します。


http://d.hatena.ne.jp/alsografico/20081207/p1

栗の木地の表面を焦がしたあとに、黒漆で拭き漆にしたそうだ。その限りなくシンプルでセンスのいい造形もさることながら、水面に広がる波紋のように浮き上がらせたダイナミックな年輪模様が見事だ。そこに何か歌うような言葉が文字となって浮かび上がってくるような気がした。