男の子のいる風景

ライク・ア・チュウボウイ(「裏庭日記」2009-11-28)


ひとりの男の子がみるみる成長していく微笑ましい過程と彼と共にある家族の何気ない日常の記録に、ひとり息子がどんどん自分の手を離れて行くちょっと切ない母親としての心情やいずれはひとりになるかもしれない時のための心の準備、特にひとり息子に対しては独りになってもちゃんと生きていけるための準備の記録が重なる。母親はもう決して若くはないが美しい自分の裸体も記録する。あなたはこんな私からこの世に生まれた。何も隠されてはいない。私たちの今までの大事なことはすべてここに記録されている。いつかひとり息子もこれを見るだろう。まるで公開遺言状のようにも感じられる。この世で生きることと正面から深く切り結んだブログがここにある。かなわないなあ、、。