校庭の白樺の巣箱

……足のほうが上半身を引っ張って、歩き慣れた道をぐいぐい進んで行く。足は散歩したがる犬、頭はそうでもない飼い主みたいなもので、もう引っ張られるにまかせるしかない。(辺見庸「風景連鎖」、『美と破局』 asin:4620318000 191頁)


腑に落ちる。