ドキュメンタリー映画『島ノ唄 Thousands of Islands』

詩人吉増剛造さんの南島行を追った伊藤憲監督のドキュメンタリー映画『島ノ唄』が東京・ポレポレ東中野で公開中です。朝日新聞に簡単な紹介が載っています。
2006年8月8日(火曜日)朝日新聞(朝刊)「文化」欄(23面)
吉増さんは私が勤務する札幌大学にも縁があり、毎年クリスマスの頃に集中講義をしに来てくださっています。また『ウェブ進化論』第6章に登場する羽生善治さんがかつて10年くらい前に大きな壁にぶち当たっているときに、藁をも縋るように自ら対談を望んだ人物が吉増さんで、それはNHKのドキュメンタリー番組として放映もされ、その後『盤上の海、詩の宇宙』という本にもなりました。

盤上の海、詩の宇宙

盤上の海、詩の宇宙

吉増さんは私がその詩業を含めたすべての言動において最も敬愛する人の一人ですが、『島ノ唄』はそんな吉増さんの底知れぬ魅力に迫るドキュメンタリー映画のはずです。かつて同僚だった今福龍太さんが札幌のシアター・キノで上映会を企画した時には、私は滞米中で見逃しています。札幌での上映が予定されているとは聞いていません。東京へ見に行くこともかなわない。
もしこれを読んで興味をもった東京在住の方がいらしたら、観ての感想を聞かせてもらいたいなと思っています。(中山さん、興味ありませんか?)