正しい理想の持ち方


電線をいかに美しく撮るか、なんて考え始めた。

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理想の持ち方、現状の把握の仕方をめぐって午前中はM君と、午後からはA君と議論した。
M君とは、菊地成孔(音楽家)、東信(花屋)、近藤良平(ダンサー)のドキュメンタリー番組を一緒に見て、やってることはちがえども、みな共通にもっている、生きる上での「哲学」、「価値観」の貫き方をめぐって議論した。


(プライバシーに配慮し、固有名は隠しました。)

A君に対しては、就職に対する具体的な心構え、身の処し方をめぐる彼の発言を隅から隅までチェックし、容赦ない突っ込みを入れ、理想を実現しようとする生き方を選択した以上は最低限わきまえていなければならないこと、そして日々の思考と言動の鍛え方について、しつこいほど、くり返し敷衍した。理想を具体的に前向きに明快に語ることができること。その理想を抱く理由を明快に語ることができること。そして理想を実現するために現在していることを具体的に前向きに明快に語ることができること。それをする理由を明快に語ることができること。一般的な状況論に振り回されないこと。自分で理想の実現に向かう状況を作ること。等々。