エゾリス(red squirrel)


札幌の藻岩山近辺の天候は雪。細雪。体感気温は零℃くらい。「緩(ゆる)い」。夜半から静かに少しずつ降り積もった雪は、春の雪、淡雪のよう。藻岩山は見えない。

久しぶりに蝦夷リスに遭遇する。人間から見れば、カラスよりもずっと遠い世界で生きていると感じる。

昨日セッティングされたアイスキャンドルひとつひとつに雪よけの袋を被せている大人がいた。小学校の先生だろうか。町内の心ある大人だろうか。「ご苦労様」と声を掛ける。

まだ袋を被っていないやつをひとつひとつ中を覗いてみた。ペットボトルのペインティングは多様多彩。アイスキャンドル効果を超えた気合いの入った「作品」が目に留まった。


これは眩しい。

これはアクション・ペインティングのよう。

ふと樹を見上げる。樹は人間を「見上げさせる」と思う。その視線の根と先は何だろうと一瞬思う。

コロラドトウヒのツララが成長していた。