札幌、曇りのち雨。昨日より一段とへんに暖かい。体内季節計がまた狂う。
散歩の往きの裏道は根雪の表面が解けて摩擦係数が限りなくゼロに近い状態で、歩行困難だった。半ば滑るように歩いた。風太郎でさえ何度も足をとられていた。
エゾノコリンゴの樹の下。饗宴の後。
野鳥の姿はなかった。
散歩の帰り路、車道には全く雪がない。
歩道の根雪はほとんど氷なので、家によっては、春を引き寄せようとするかのように、こうして氷割りをする。
「排雪／４トンダンプ／一回8400円」と書かれたトラックが走り去る。
