雪殻塚snow shell mounds

昨日の大雪による「喧騒」が嘘のように静まり返った朝。除雪と排雪が一段落し、町がホッと一息ついた。綿毛のような雪が無風のなかゆっくりゆっくり舞い落ちて来る。

原生林のフェンスに寄せられた雪の壁は場所によっては2mを超える。その下から30cmくらいまではすでに氷になっている。

綿毛のような雪がはらはらと落ちて来るせいで大気の状態が変化するのか、数百m先を行く三人組の声がときどき急に大きく耳元に届いて、びっくりする。

今朝はカラスもスズメもジュウシマツの声も聞こえなかった。そのかわり、山鳩の甲高く震える声があちらこちらから聞こえた。見上げるとたくさん(10羽以上)の山鳩が飛び交い、一本の樹に集まった。その瞬間を撮った。見分け難いが、10羽写っている。

主要な道路はアスファルトが透けて見えるくらいまできれいに除雪される。



アスファルトに接していた雪は氷になっているので、その掻かれた氷が牡蠣の貝殻が積み上げられたかのような貝塚に見える。雪(氷)殻塚。

大きめの公園内の丘でソリ滑りに興じる保育園児たち。黄色い歓声が響き渡っていた。